2010年12月31日金曜日

(12月16日-6)予算編成の基本方針と税制改正大綱

12月16日に予算編成の基本方針が公表され、それと同時に2011年度の税制改正大綱が発表された。民主党政権になってから予算編成過程がゴタゴタしているという報道は多い。マニフェストを実現するための多額の費用に加え、国際競争力強化のための法人税減税実施にかかる税収減のしわ寄せを、本来は無駄の削減で実現すると言うのが国民との約束であったが、それらを悉く実現できずにいる。この財政が厳しい状況の中で自民党政権以上のばら撒きを行っており、ここまで酷いとは誰も予想していなかったのではないかと、あきれる以上に危機感を感じる。埋蔵金というなの積み立てた保険金もこの2年間で怒涛のごとく使いきったこともあって、来年度以降の予算編成が非常に心配だ。

税制改正の中身について色々と表を作ると時間がかかるので、とりあえず関連リンクを貼って終わり。

【首相官邸】
予算編成に関する閣僚委員会
平成22年12月16日
http://www.kantei.go.jp/jp/kan/actions/201012/16kakuryoi_yosan.html
予算編成に関する閣僚委員会であいさつする菅総理

平成22年12月16日、菅総理は総理大臣官邸で、予算編成に関する閣僚委員会を開催しました。

 菅総理は冒頭のあいさつで、「今回の予算は民主党政権にとっては、最初から組むという意味では、初めての予算になります。新成長戦略に基づく成長と雇用、また、子育て支援等、生活が第一としたその精神を引き継ぎながら、更にはデフレの脱却、こういったことを実現するための予算になろうと思います。更に加えて言えば、一括交付金等、国の形を地域主権に変えていくということも、大きくこの中に盛り込まれていくことになります。
 いずれにいたしましても、これから、そうした基本方針にのっとって、最終的な段階に入ってまいります。その中で、いわゆる国債発行高44兆円を超えないようにする。また、71兆の歳出の大枠について、それを守っていく。これも、いわゆる財政運営戦略の中で財政規律、あるいは財政健全化に向かう中で、まだまだ大変な状況ではありますけれども、少なくとも第一歩という位置付けの中で、しっかりと一個でも多く実現をしていただきたい。」と述べました。

【首相官邸】
税制調査会
平成22年12月16日


税制調査会で答申の手交を受ける菅総理

平成22年12月16日、菅総理は総理大臣官邸で、平成22年度第24回税制調査会(会長=野田佳彦財務大臣)に出席し、野田会長から平成23年度税制改正に関する答申の手交を受けました。

【首相官邸】
平成23 年度予算編成の基本方針
平成22 年12 月16 日
閣 議 決 定
http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2010/h23yosan_kihonhoushin.pdf

【内閣府】発表
平成23 年度税制改正大綱
平成22 年12 月16 日
http://www.cao.go.jp/zei-cho/news/2010/__icsFiles/afieldfile/2010/12/25/221216taikou.pdf

平成23年度税制改正大綱の概要
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/23kaisei/23taikougaiyou.pdf

説明用参考資料
23年度税制改正について
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/23kaisei/setumeishiryou.pdf

平成23年度の税制改正(内国税関係)による増減収見込額
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/23kaisei/23zougenshuu.pdf