2010年12月26日日曜日

(12月16日-3)インド中銀金利据え置き

インドの中央銀行であるインド準備銀行が、政策金利の据え置きを決定した。声明文を訳すのは時間がかかるので、斜め読みすると、卸売物価などのインフレ指標は落ち着きつつあるものの、インフレ警戒感は解いていない状況であり、金利操作ではなく流動性に重点を置いた金融政策運営を行うことが記述されている。先行きの利上げ、利下げなどへの具体的な言及は無いが、インフレ警戒的ということは、やや引き締めバイアスを続けているような状況であろう。

【Reserve Bank of India】
Mid-Quarter Monetary Policy Review: December 2010
Date : 16 Dec 2010
http://www.rbi.org.in/scripts/BS_PressReleaseDisplay.aspx?prid=23589
Monetary Measures(金融政策方針)

It has been decided to:(決定事項)

retain the repo rate at 6.25 per cent and the reverse repo rate at 5.25 per cent under the Reserve Bank’s liquidity adjustment facility (LAF); (準備銀行の流動性調整ファシリティ(LAF)におけるレポ金利を6.25%、リバース・レポ金利を5.25%に維持)
retain the cash reserve ratio (CRR) at 6.0 per cent of net demand and time liabilities (NDTL) of scheduled banks.(キャッシュ・リザーブ・レポ金利を6.0%とする)

【ブルームバーグ】
インド中銀:政策金利据え置き-流動性対策で国債購入へ(Update2)
2010/12/16 23:25 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=aLxFGKZAIRWA