スイスの中央銀行であるスイス国立銀行が政策金利の据え置きを決定。声明文では近隣欧州の経済の不透明性拡大を危惧している。現在のLibor目標金利で据え置きが続くと仮定したときに、同行はインフレについて2011年が+0.4%、2012年が+1.0%を予想しているため、当面利上げは無いであろう。
スイス国立銀行のフィリップ・ヒルデブランド総裁
【Swiss National Bank】
Monetary policy assessment of 16 December 2010
Swiss National Bank maintains its expansionary monetary policy
http://www.snb.ch/en/mmr/reference/pre_20101216/source/pre_20101216.en.pdf
The Swiss National Bank (SNB) is maintaining its expansionary monetary policy. It is leaving the target range for the three-month Libor unchanged at 0.00–0.75%, and intends to keep the Libor within the lower part of the target range at around 0.25%.(スイス国立銀行は拡張的な金融政策を据え置くことに決定した。3ヶ月Libor金利の目標レンジは0~0.75%で据え置き。そのレンジの中で0.25%の下方付近に維持することを意図する。)
【ブルームバーグ】
スイス中銀、金利0.25%に据え置き-フラン一段高回避へ (Update1)
2010/12/16 18:14 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aWKAPKkAZGSc
12月16日(ブルームバーグ):スイス国立銀行(SNB、中央銀行)は16日の政策決定会合で、政策金利を据え置いた。ユーロ圏の債務危機をきっかけとするスイス・フランの上昇が国内の景気回復を脅かしており、金利据え置きでフランの一段高を回避したい考えだ。
【ロイター】
スイス中銀が金利を据え置き、ユーロ圏債務問題を懸念
2010年 12月 16日 18:15 JST
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-18667420101216
[チューリヒ 16日 ロイター] スイス国立銀行(中央銀行、SNB)は16日、政策金利を据え置くと発表した。中銀はユーロ圏の債務問題への懸念を表明するとともに、スイスフラン高が国内経済に打撃を与えるとの見方を示した。
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