米国議会予算局が、今回オバマ大統領が野党共和党と合意したブッシュ減税などの政策効果について、財政収支へ与える影響金額の推計値を発表した。失業保険給付延長が13ヶ月、ブッシュ減税の主翼である所得税減税などが2年間の一時的延長であることから、2013年までの赤字効果が大きい。この結果、財政赤字の改善はやはり遠い先の話であると言える。
【CBO】
Cost Estimate for H.R. 4853, Tax Relief, Unemployment Insurance Reauthorization, and Job Creation Act of 2010
December 10, 2010
http://www.cbo.gov/ftpdocs/120xx/doc12020/sa4753.pdf
億ドル 11年 12年 13年 14年 15年 16年
歳入項目
減税の一時延長 -990 -1,491 -665 -158 -0 -0
代替的最小課税 -858 -676 168 0 0 0
不動産相続減税 -45 -281 -293 -35 -21 -10
投資減税 -554 -582 3 273 209 165
失業保険 0 -1 -1 -1 -1 -0
給与税引下げ -672 -444 0 0 0 0
その他減税延長 -254 -145 -20 -14 -14 -20
歳入減少合計 -3,375 -3,620 -809 66 174 135
歳出項目
減税の一時延長 0 383 388 0 0 0
失業保険 345 216 0 0 0 0
その他政策延長 22 11 0 0 0 0
歳出拡大合計 367 609 388 0 0 0
財政赤字増加額 3,742 4,229 1,198 -66 -174 -135
米国財政年度は、2011年が2010年10月~2011年9月など
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