(12月1日-2)米財政責任改革委員会の財政赤字削減案

オバマ米大統領の諮問機関で超党派からなる財政責任・改革委員会が財政改革案を発表した。2020年までに3兆8850億ドルの財政収支の改善を見込んだ案であるが、その後の顛末は下記ニュースにあるように否決されてしまったようだ。この財政改革案の位置づけやその拘束力などがどういったものかは良くわからないが、とりあえず備忘録としてこのような財政健全化に向けた話し合いの協議が行われたという事実を記録しておく。

【Fiscal Commission】
The Moment of Truth: Report of the National Commission on Fiscal Responsibility and Reform
December 1, 2010
http://www.fiscalcommission.gov/news/moment-truth-report-national-commission-fiscal-responsibility-and-reform

財政再建による財政赤字対GDP比の改善見通し

【White House】

Live Stream: The National Commission on Fiscal Responsibility and Reform

Posted by Jesse Lee on December 03, 2010 at 09:20 AM EST

http://www.whitehouse.gov/blog/2010/12/03/live-stream-national-commission-fiscal-responsibility-and-reform

【朝日新聞】
米財政赤字削減へ改革委が最終案　連邦職員を１割減
2010年12月2日14時13分
http://www.asahi.com/international/update/1202/TKY201012020198.html

オバマ米大統領が設けた超党派の米財政責任改革委員会は１日、２０２０会計年度までに財政赤字を４兆ドル（約３３７兆円）近く削減することを柱とする最終案を発表した。米連邦職員の１割に当たる約２０万人の削減や、税控除の縮小などが盛り込まれており、今後本格化する財政再建論議のたたき台になる。

【ブルームバーグ】

米赤字削減案：財政責任委で否決の見通し－委員５人が反対表明

2010/12/03 14:56 JST

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920018&sid=a_V.LhtaxM5Y

財政責任改革委員会

12月２日（ブルームバーグ）：オバマ米大統領が設置した財政責任・改革国家委員会が提案した３兆8000億ドル（約318兆円）規模の財政赤字削減案に対して反対を表明した委員が５人となり、同委での採決で否決される公算となった。 財政責任委が同案を議会に付託するためには委員18人中14人の賛成が必要なことから、５人が反対すれば否決される。

【ウォールストリート・ジャーナル】
米財政再建策めぐる超党派諮問機関、支持数は議会提出必要数に届かず
2010年 12月 4日 6:47 JST
http://jp.wsj.com/US/node_156265
【ワシントン】オバマ米大統領の諮問機関で超党派からなる財政責任・改革委員会は3日、財政再建策の最終案について18人のメンバーのうち過半数の賛成を獲得したものの、議会提出に必要な14人のメンバーの支持には届かなかった