翌日5月19日の国債償還に向け、ユーロ加盟国からの金融支援が実行された。その金額は145億ユーロで、IMFも含めた3年間で1100億ユーロの金融支援のうちの第1弾ともいえる。
Athens, 18 May 2010 Announcement on the release of 14.5 billion euros from the European Commission
http://www.mnec.gr/en/press_office/DeltiaTypou/articles/article0235.html
金融支援実施国の内訳は以下の通り。
国名 億ユーロ
ドイツ 44.28
フランス 33.25
イタリア 29.22
スペイン 19.42
オランダ 9.33
オーストリア 4.54
ポルトガル 4.09
ルクセンブルク 0.41
キプロス 0.32
マルタ 0.15
合計 145.00
と、10カ国からの支援。ユーロ加盟国は全部で16カ国であり、ギリシャを除けば15カ国なのだが、ベルギー、フィンランド、アイルランド、スロバキア、スロベニアの5カ国が抜けている。
ベルギーは北部オランダ語圏と南部フランス語圏の対立が、ブリュッセル選挙区の区割りをめぐって激化しており、6月13日に総選挙が行われる予定。5月6日に議会を解散しており、ギリシャ支援決定どころではないのかもしれない。スロバキアも、6月12日の選挙後に支援を採決する予定のようだ。スロベニアも、議会承認に時間がかかっているという。
0 件のコメント:
コメントを投稿