4月分の米国雇用統計が発表された。非農業部門雇用者数は前月差29.0万人増で、3月も23万人増に上方修正(前回発表16.2万人)されており、雇用統計としては良い結果だったと言える。ただし、失業率は9.7%から9.9%に上昇。とは言えど、やっぱり雇用者の増加が今年に入ってから4ヶ月連続で増加し、累計57.3万人の雇用が生まれていると言うことは吉報だ。政府部門の雇用増加は、2010年のセンサス調査に伴う一時的な雇用が含まれており、景気実勢をこの部分は反映していないとの見方もあるが、とはいえ累計57.3万人の雇用増加のうち、48.3万人は民間部門の雇用増加であり、米国の景気は回復軌道に乗っていると言っても良いだろう。4月分に関しては、政府部門の一時雇用の増加6.6万人がセンサス関連と、労働省は見ているようだ。
Employment Situation Summary
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USDL-10-0589
until 8:30 a.m. (EDT) Friday, May 7, 2010
http://www.bls.gov/news.release/empsit.nr0.htm
Federal government employment was up in April, reflecting the hiring of 66,000 temporary workers for the decennial census.(連邦政府部門は4月に雇用が増加したが、6.6万人の一時雇用の増加は10年に1度のセンサス調査によるもの)
2008年、2009年に失われた雇用を埋め合わせるのにはまだまだ時間が必要だが、米国景気はこれから好転に向かってゆくだろう。
非農業部門雇用者数:万人 失業率:%
08年 09年 10年 08年 09年 10年
08年 1月 -1.0 -77.9 1.4 5.0 7.7 9.7
2月 -5.0 -72.6 3.9 4.8 8.2 9.7
3月 -3.3 -75.3 23.0 5.1 8.6 9.7
4月 -14.9 -52.8 29.0 5.0 8.9 9.9
5月 -23.1 -38.7 5.4 9.4
6月 -19.3 -51.5 5.5 9.5
7月 -21.0 -34.6 5.8 9.4
8月 -33.4 -21.2 6.1 9.7
9月 -45.8 -22.5 6.2 9.8
10月 -55.4 -22.4 6.6 10.1
11月 -72.8 6.4 6.9 10.0
12月 -67.3 -10.9 7.4 10.0
2010年5月9日日曜日
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