2010年5月23日日曜日

(5月19日-2)日本の国際競争力

IMD(スイス国際経営開発院)が世界58カ国を対象に2010年度の国際競争力年鑑を発表した。1位シンガポール、2位香港、3位米国と、このあたりは前回から順位は変わっていない。一方で、日本は17位から27位へと大幅にランクダウン。

Embargo 19 May 2010 18h00 Local Time
1. JUST RELEASED: IMD WORLD COMPETITIVENESS YEARBOOK 2010
http://www.imd.ch/research/publications/wcy/upload/PressRelease.pdf

国際競争力
順位 前回  ポイント     国名
1    3   100.000  シンガポール
2    2    99.357  香港
3    1    99.091  米国
4    4    96.126  スイス
5    7    92.172  オーストラリア
6    6    90.893   スウェーデン
7    8    90.459  カナダ
8   23    90.441   台湾
9   11    89.987   ノルウェー
10  18    87.228  マレーシア
11  12    86.867  ルクセンブルク
12  10    85.650  オランダ
13   5    85.587  デンマーク
14  16    84.085  オーストリア
15  14    83.828  カタール
16  13    82.730  ドイツ
17  24    80.327  イスラエル
18  20    80.182   中国
19   9    80.002  フィンランド
20  15    78.531   ニュージーランド
21  19    78.144  アイルランド
22  21    76.808   英国
23  27    76.249  韓国
24  28    74.372  フランス
25  22    73.586  ベルギー
26  26    73.233   タイ
27  17    72.093   日本
28  25    69.669   チリ
29  29    65.443   チェコ共和国
30  -     65.067   アイスランド

政府債務残高が対GDP比で60%以下に低下するのが何年になるかと言う試算については、日本が2084年までかかると言う。カナダのような比較的財政の健全性が高い国が2025年であったり、財政の健全性が低い英国がそれでも2028年だったり、ギリシャが2031年であったりと、ちょっと信用できない部分もあるが、日本の財政状況が悪いと言うのは、その通りであるので否定できない。

債務残高対GDP比60%に低下する期間
2084年  日本
2060年  イタリア
2037年  ポルトガル
2035年  ベルギー
2033年  米国
2032年  アイスランド
2031年  ギリシャ
2029年  フランス
2028年  ドイツ
2028年  英国
2025年  カナダ
2022年  ハンガリー
2021年  アイルランド
2020年  オーストリア
2020年  オランダ
2019年  イスラエル
2019年  スペイン

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