2010年5月4日火曜日

(4月28日-2)ブラジル0.75%利上げ

ブラジル中銀が政策金利を発表した。それまで、政策金利は8.75%であったが、今回は0.75%引き上げて9.5%。利上げはほぼ2年ぶりである。前回3月に利上げがあると見込んでいた向きもあったようだが、これを見送っていたこともあり、今回市場予想の0.5%の引き上げを上回る利上げが実施された。
市場のコンセンサスは、年末までに10.25%~12.5%へと上昇するとの予想がでている。すこし、予想幅が広いが、それは弱気予想と強気予想との間に乖離があって、利上げ1回目の現時点では何処まで利上げが行われるかという参考指標や要人発言が無いからだろう。ブラジルは景気拡大が続いており、経済も良好であるから、暫く利上げ局面が続くだろう。

Copom raises the Selic rate to 9.50 percent
04/28/2010
http://www.bcb.gov.br/noticias/Noticias.asp?noticia=1&idioma=I&cod=2540

Brasilia - Continuing the adjustment process of the monetary conditions to the forward-looking scenario of the economy, in order to ensure the convergence of inflation to the targets path, the Copom unanimously decided to increase the Selic target to 9.50 percent, without bias.(ブラジリア:先行きを見通した経済シナリオに対する金融状況を調整してゆく過程が続いており、インフレをその目標経路へと収束してゆくことをより確実にするために、金融政策委員会はセリック目標金利を9.5%に引き上げ、政策バイアス無しとすることを全会一致で決定した。)

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