2010年11月23日火曜日

(映画)SP野望篇

テレビでやっていたSPの続編。危機察知という特殊能力を持つ井上薫(岡田准一)。ある日、六本木でテロ未遂事件が起こる。大立ち回りをして犯人を捕まえた井上であったが、実はその裏側では様々な陰謀がうごめいていた。テレビ版のラストで尾形総一郎(堤真一)が含みを残したラストシーン。全てはこの国のシステムを新しく作りかえるため。与党幹事長の伊達國雄(香川照之)の下にあつまるエリート官僚。ある日、北朝鮮のミサイル発射という緊急事態に、官房長官を官邸まで大至急送迎するという急な任務が発生するのだが。

SP野望篇
http://sp-movie.com/index.html



井上薫(岡田准一):この映画は主人公の岡田准一のアクション以外、秀逸な部分は特に無い。アクション良くがんばりましたということで星4つ☆☆☆☆。

笹本絵里(真木よう子):強くて綺麗。それなりに良い演技であった。星4つ☆☆☆☆。

山本隆文(松尾諭):どうみてもSPではない。はじめの犯人を追いかける所でコミカルさを発揮しただけ。星2つ☆☆。

尾形総一郎(堤真一):この人の演技はやっぱり上手い。だけど、最後何故自分が悪人と分かる狙撃ポジションから見下ろしていたのか、意味不明。星4つ☆☆☆☆。

尾形聡一郎役の堤真一。

伊達國雄(香川照之):この人の演技は、坂之上の雲の正岡子規役など、とても味を出している。だけど、何時見てもウルフルズのボーカルのトータス松本を思い出してしまう。星4つ☆☆☆☆。

幹事長役の香川照之

田中一郎(野間口徹):公安としてのとぼけた雰囲気を出す演技は秀逸。星4つ☆☆☆☆。

安斎誠(波岡一喜):人をコケにする演技がわざとらしい。ダメ。星2つ☆☆。

木内教永(古山憲太郎):テレビ版SPの最終話で陰謀を担ぐ側なのだが、イマイチ配置がよく分からない。星3つ☆☆☆。

この映画は、テレビ版SPを見ていないと良くわからない作りになっている。テレビのSPは面白かったのだが、この映画版はストーリーが意味不明。この脚本家が悪いのか、監督が悪いのか、映画の出来としては低い。なぜ、テロ実行犯を捕まえておきながら尋問しないのか。官房長官があんなに意味不明にあたふたするのか。東京でこれだけ爆発があっても、他の警察がすぐ駆けつけないのか。はじめのテロ実行犯を追いかけるのも長すぎる。途中で配属されたSP新人チームも話が中途半端なまま。とりあえず。駄作と言って良いだろう。テレビの方が良かった。総評は星2つ☆☆。

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