11月5日に毎月の恒例事業である米国の非農業部門雇用者数が発表された。雇用は前月差+15.1万人と5ヶ月ぶりにプラスになった。国勢調査要因による臨時雇用の終了が一段落したことで、政府部門の雇用減少に歯止めがかかったことが一つの要因であり、もう一つは民間部門の雇用が順調な回復軌道に乗り始めていることが挙げられる。失業率は9.6%で3ヶ月連続の横ばい。
万人 失業率 非農業部門 民間部門 政府部門 国勢調査
% 雇用者増減 要因
10年 1月 9.7 1.4 1.6 -0.2 0.9
2月 9.7 3.9 6.2 -2.3 1.5
3月 9.7 20.8 15.8 5.0 4.8
4月 9.9 31.3 24.1 7.2 6.6
5月 9.7 43.2 5.1 38.1 41.1
6月 9.5 -17.5 6.1 -23.6 -22.5
7月 9.5 -6.6 11.7 -18.3 -14.3
8月 9.6 -0.1 14.3 -14.4 -11.4
9月 9.6 -4.1 10.7 -14.8 -7.7
10月 9.6 15.1 15.9 -0.8 -0.5
雇用統計は、一般的に前月差10万人程度が、雇用回復の一つの目安にされているようだ。そう見ると、民間部門の雇用は足もと4ヶ月連続で10万人以上の増加となっている。米国は本格的な景気回復局面に入ったと言うシグナルに捉える動きもあるだろう。
米非農業部門雇用者数前月差
2010年11月14日日曜日
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