日本ではロプロ、米国ではCITが逝ってしまわれましたので、備忘録として記録。
ロプロは発表文を抜粋すると「昭和45 年3 月に株式会社日栄として設立」されたノンバンクであり「中小零細企業事業者に対する手形貸付、証書貸付、商業手形割引など」を行っていたのだが「平成12 年3 月期に入り、当社及び当時の連結子会社(日本信用保証株式会社)による債権取立行為にかかる不祥事件等の影響」、いわゆる取立ての激しさが世間からの大きなバッシングを受け、体制の立て直しを迫られた。その後、「平成14 年11 月に商号を株式会社ロプロ(現商号)に変更」したものの、「貸金業法43 条のみなし弁済の要件を厳格に解釈した平成18 年1 月の最高裁判決を契機とする、いわゆる過払金返還請求の急激な増加、及び過払金返還請求に対する引当金の大幅な積増し等」による過払い金の借り手への返還が重石になって、更に今の不況が追加的な打撃となり、今回の結果に至ったようだ。負債総額(平成21 年6 月30 日現在)218.8億円。
CITは初めて聞いたのだが、「ファクタリング」を行う会社で、ファクタリングとはいわゆる売掛債権の割引。100万社以上との取引があって、その決済システムの滞りが懸念されているのだが、大分前から色々言われていて、事前協議でどのように対応しようかと言う議論が進んでいたと思われるので、米国はなんとか対応できると思う。
しかし、米国はまだもっと大きな問題を抱えていると思うのだけれど。特にここに●をつけたところなんか。。。
November 01, 2009 03:39 PM Eastern Time
CIT Board of Directors Approves Proceeding with Prepackaged Plan of Reorganization with Overwhelming Support of Debtholders
http://www.cit.com/media-room/press-releases/index.htm?iframeurl=http%3a%2f%2fwww.businesswire.com%2fnews%2fcit%2f20091101005053%2fen
平成21 年11 月2 日
会社名 株式会社ロプロ
会社更生手続開始の申立てに関するお知らせ
http://www.lopro.co.jp/ir/news/news_pdf/t162.pdf
【ロイター】
〔焦点〕米CIT破綻、ファクタリング部門への影響に懸念広がる
2009年 11月 2日 10:04 JST
http://jp.reuters.com/article/marketEyeNews/idJPnTK850557020091102
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