米国が4-6月期GDP速報値を発表した。前期比年率+2.4%と、1-3月期の前期比年率+3.7%よりは成長率が鈍化した。個人消費は寄与度1%程度をキープしているが、純輸出のマイナス寄与度が大きく、成長率を鈍化させた。足もとで輸入の拡大が続いているため、はっきり行って米国は元の国内消費主導の景気回復軌道、輸入増加による赤字垂れ流しに回帰しているようだ。設備投資が徐々に出てきている点では、米国景気にとって朗報である。
【BEA】
EMBARGOED UNTIL RELEASE AT 8:30 A.M. EDT, FRIDAY, JULY 30, 2010
National Income and Product Accounts
Gross Domestic Product: Second Quarter 2010 (Advance Estimate)
http://www.bea.gov/newsreleases/national/gdp/gdpnewsrelease.htm
成長率寄与度 09 10
前期比年率 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2
実質GDP -4.87 -0.70 1.60 5.01 3.73 2.39
個人消費 -0.37 -1.15 1.40 0.67 1.32 1.15
住宅投資 -1.27 -0.58 0.27 -0.02 -0.34 0.64
民間企業投資 -4.55 -0.79 -0.17 -0.15 0.76 1.60
在庫投資増減 -0.95 -1.12 1.06 2.90 2.52 0.97
政府支出 -0.58 1.18 0.31 -0.29 -0.31 0.84
純輸出 2.67 1.47 -1.53 1.92 -0.26 -2.69
輸出 -3.71 -0.12 1.33 2.65 1.34 1.24
輸入 -6.39 -1.58 2.86 0.72 1.59 3.93
名目GDP -3.93 -0.43 2.31 4.69 4.82 4.26
個人消費 -0.37 -1.15 1.40 0.67 1.32 1.15
しかし、このようなGDP成長率の鈍化をみて、市場はFRBによる追加緩和期待を要求し始めている。
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