米国FRB(連邦準備銀行)がFOMC(連邦公開市場委員会)を開き、金融政策の据え置きを決定した。
For immediate release
Release Date: March 16, 2010
http://www.federalreserve.gov/newsevents/press/monetary/20100316a.htm
全文は例のごとくロイターが全訳していてためになる。
【ロイター】
UPDATE1: 米FOMC声明全文
2010年 03月 17日 04:26 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT861695820100316
今回の結果の前に、政策金利低位据え置き期間を「長期間」とする"for an extended period"が取れるかどうかが事前に市場の関心を集めたが、結局この文言は外れず、政策金利を低位に引き続き据え置くだろうということが確認された。
The Committee will maintain the target range for the federal funds rate at 0 to 1/4 percent and continues to anticipate that economic conditions, including low rates of resource utilization, subdued inflation trends, and stable inflation expectations, are likely to warrant exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period. (FOMCは政策金利誘導目標水準を0~0.25%に据え置き、低水準での資源利用の状況や、物価トレンドの緩和、安定的なインフレ期待といった経済状況により、FF金利を長期間(for an extended period)異例の低水準に据え置くことが正当であるだろうと引き続き予想する。)
カンザスシティ地区連銀のホーニング総裁が今回も反対票を投じたことは、前回と変わらず。
この先、MBSの買入が3月で終了し、ターム物ローンファシリティ(TALF)もCMBS担保を除いて3月末で終了する。このMBS買入の終了が市場にどう影響するかは、これまで莫大な金額をFRBが購入してきたことから、非常に注意してみなければならないかもしれない。
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