6月8日に菅直人民主党新代表が内閣総理大臣に就任した。鳩山首相は6月4日に閣僚の辞表を取りまとめ、菅直人衆議院議員が民主党代表に選出された時点で事実上の総理大臣となったわけだが、菅首相が総理大臣就任を8日に延ばしていた。天皇陛下が4~8日に葉山御用邸で静養される日程などを考慮したためとも言われているし、鳩山首相の任期を細川内閣よりも伸ばすためといううがった見方もある。組閣まで時間を掛けることによって、菅新総理が考える時間を取るためという見方もある。いずれも真実かもしれないし、それらしい作り話かもしれないが、国民にとっては大差の無い話だと思うが、いずれにしても一日も早く停滞した日本に政治の方向性を示して欲しい所だ。
【読売新聞】
8日の任命式までは鳩山内閣継続
2010年6月4日22時35分
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100604-OYT1T00969.htm
菅新首相の任命式が終わるまでは、憲法71条に基づき、4日午前に総辞職した鳩山内閣が引き続き職務を執行する。新内閣発足までは鳩山内閣が危機管理対応にもあたるが、「政治空白が生じ、危機管理上、問題がある」との指摘もある。
旧憲法下では、1923年8月24日の加藤友三郎首相の病死に伴う内閣総辞職(同26日)後、9月2日に山本権兵衛首相が組閣するまでの“空白”に、関東大震災(9月1日)が起きた例がある。
任命式が8日になったことで、鳩山首相の在任期間は266日、現憲法下では6番目の短さとなる見通しだ。任命式が4日に行われていれば、鳩山首相の在任期間は262日となり、細川護煕首相の263日に1日及ばなかったはずだった。
【民主党】
2010/06/04
【両院議員総会 代表選挙】新代表に菅直人衆院議員を選出
http://www.dpj.or.jp/news/?num=18302
鳩山由紀夫代表の辞任に伴う、代表選挙が4日午前両院議員総会で行われ、新代表に菅直人衆院議員を選出した。
組閣人事については5日に仙石官房長官と枝野幹事長が内定との報道が先行しており、この3人で人事構想が練られていたとの観測がある。「脱小沢」なのか、「非小沢」なのか、「反小沢」なのか、良くわからないが、小沢カラーを一掃することによって支持率の回復と、民主党に対する国民のイメージ刷新を考えていたと言えよう。ただし、仙石、枝野両者供に前原グループ(凌雲会)所属で、菅グループ内部からは両者は以前の代表選挙で菅さんを応援しなかったではないかなどといった論功行賞に絡む批判も出ている。
(首相指名を受けた翌5日、菅は仙谷、枝野と民主党本部に終日こもり、人事構想を練った。午後11時まで及び、官邸に戻った菅が会見でこの日決めた人事を明らかにした。要となる官房長官に仙谷、幹事長に枝野、国対委員長には代表のポストを争った樽床に決まった。)
送信者 備忘録とかそういうの |
【毎日新聞】
2010年6月6日 東京朝刊
クローズアップ2010:「枝野幹事長」発表 「小沢離れ」象徴
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20100606ddm003010147000c.html
2010年6月6日 東京朝刊
クローズアップ2010:「枝野幹事長」発表 「小沢離れ」象徴
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20100606ddm003010147000c.html
しかし、一般的に改革派と見なされているような人々を閣僚に据え、永田町で古いと考えられている人たちと交代していることは、一般国民には受けやすいのかもしれない。問題は、これらの閣僚が本当に国民のためにしっかりとした政策を行っていけるかどうかである。事業仕分けなどに話題が集中し、実際には何も進んでいないということになれば、日本の将来は明るくない。
0 件のコメント:
コメントを投稿