2010年9月12日日曜日

(9月9日)南アの利下げと経済混乱

南アフリカが金融政策を発表した。政策金利を0.5%引き下げ、6.0%とするようだ。南アフリカ経済はワールドカップ終了によって転機を迎え、鉱山会社などでのストライキが相次ぐなど、経済状況は必ずしも良いとは言えない。特に政治的混乱、腐敗は致命的だ。南アフリカは当面あまり関わりたくない国の一つとなるだろう。早く浄化作用が働くことを期待する。


【South African Reserve Bank 】
Last Updated: 2010-09-09
2010-09-09: Statement of the Monetary Policy Committee
http://www.reservebank.co.za/internet/publication.nsf/WhatsNew/7C96450A70A18591422577990043E7ED?opendocument

【ロイター】
南アフリカ中銀が50bp利下げ、政策金利は6.0%に
2010年 09月 10日 00:54 JST
http://jp.reuters.com/article/treasuryNews/idJPnJT877429920100909

【毎日新聞】
南アフリカ:14年総選挙、2野党共闘 国民の政権への不満受け
2010年8月18日
http://mainichi.jp/select/world/news/20100818dde007030052000c.html
南アフリカで、共に女性党首がけん引する「民主同盟」(DA)と「独立民主主義者」(ID)が、14年に予定される次期総選挙での共闘を決めた。南アでは94年の民主化以降、一貫して「アフリカ民族会議」(ANC)が政権を担っているが、政権の腐敗が指摘されるなど国民に不満が募っている。

【共同通信】
南ア公務員スト、続行へ 介入のズマ大統領に打撃
2010/09/02 10:51
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010090201000303.html
南アフリカ全土で8月18日から続いている教員や病院職員ら公務員100万人超の一斉ストライキで、ストを主導する南ア労働組合会議(COSATU)は1日、賃上げ率上積みなどの政府側提示を拒否することを決めた。ストは続行されることになった。一方、COSATUは決定に先立ち、2日に予定していた製造業などを含めた200万人規模のゼネストを延期することを表明した。COSATUはズマ大統領の支持母体。組合側は8・6%の賃上げなどを要求。政府は7・5%を提示している。

【産経新聞】
「移民襲撃」「スト」… 南ア、W杯の陶酔去り混乱の現実再び (1/3ページ)
2010.9.1 01:15
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100901/mds1009010117000-n1.htm
サッカーのワールド・カップ(W杯)を成功させた南アフリカでは、W杯の陶酔は去り、国民は再び厳しい現実を突きつけられている。しばらくなりを潜めていた、移民労働者に対する襲撃が“復活”し、公務員による130万人規模のストライキで病院や学校はマヒ状態に陥っている。一方、報道機関はズマ政権の情報保護法案に「アパルトヘイト(人種隔離)時代を思いださせる」と反発している。労組側は、インフレ率の倍に当たる8・6%の賃上げを要求している。これに対し、政府側の提案は7・5%と双方の開きは大きい。ストによる1日の経済損失は10億ランド(約114億円)ともされる。

【CNN】
W杯の余韻はどこへ 南アで公務員ストが深刻化
2010.08.26 Thu posted at: 12:11 JST
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201008260007.html
ヨハネスブルク(CNN) 6週間前にはサッカー・ワールドカップ(W杯)の開催成功に沸いていた南アフリカ。現在では、公務員のストライキで学校や病院が閉鎖されるなど深刻な状況に陥っている。労働者側は政府に8%の賃上げを要求しているが、政府は余裕がないとしてこれを拒否。双方とも妥協する気配はない。多くの国民はこの状況にがく然としているが、メディアの大半は、労働者のストライキ権自体については支持する姿勢を見せている。労働者側からは、政府最上層部の汚職や官僚らのぜいたくな生活に批判があがっている。

同国でストライキが起こることは珍しくないが、今回ここまで事態が深刻化している背景には、ズマ大統領と労働組合の関係がある。ズマ大統領は2007年、労働組合などの支持を受けてムベキ前大統領から与党アフリカ民族会議(ANC)党首の座を奪い、2年後に大統領に就任した。だがここにきて、支持団体が見返りを求め始めたのだ。

【ブルームバーグ】
南アの自動車部品工場:スト続行、賃上げ案を拒否-組み立てに影響も
2010/09/08 18:24 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=a_hat_9AQ_Wo
自動車産業に従事する労働者が加入している南アフリカ全国金属労組(NUMSA)は、最低賃金の労働者だけでなく、すべての労働者に対し10%の賃上げが均等に適用されることを求めるとの意向を明らかにした。NUMSAに加入するガソリン給油所の労働者も15%の賃上げを求めてストに突入している。南アの国内総生産(GDP)に自動車・自動車部品産業が占める割合は約6%で、同国にとっては最大の輸出関連の製造業となっている。

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