IMFが世界経済見通しを発表した。前回見通しが何時あったかフォローしていなかったが(たぶん色々忙しかったのだろう)、ページのヘッドラインを見ると前回10月との比較になっている。
Economic Outlook
IMF Revises Up Global Forecast to Near 4% for 2010
IMF Survey online
January 26, 2010
http://www.imf.org/external/pubs/ft/survey/so/2010/NEW012610B.htm
2010年の世界経済見通しは前年比+3.9%と、10月の見通しから0.8%上方修正している。特に上方修正しているところを見るとロシアが+2.1%と大きいのだが、それ以外ではインドが+1.3%、ブラジルが+1.2%、中国が+1.0%とBRICsの上方修正が目に付く。そして、以外にも米国が+1.2%、ドイツが+1.2%と、先進国の経済成長見通しの上方修正が大きくなっているところがポイントで、2010年は新興国が景気のけん引役となるのだが、一方で先進国の中でも徐々にキャッチアップを始める国が出てきているところは、少し考え方が変わりつつあるのではないかと思わせる面がある。ただ、日本は上方修正幅がゼロ、2011年に関しては-0.2%の下方修正となっている落ちこぼれの状況だ。この世界的な景気回復の波に乗れなくてどうする。
同時に金融安定性報告書も発表されていたけれど、こちらは特に損失推計額などのアップデータも無い。
Global Financial Stability Report GFSR Market Update
January 26, 2010
http://www.imf.org/external/pubs/ft/fmu/eng/2010/01/index.htm
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