2008年11月8日土曜日

IMF経済見通し

おとといの11月6日にIMFが世界経済見通しを公表していた。

World Economic Outlook Update
Rapidly Weakening Prospects Call for New Policy Stimulus
November 6, 2008
http://www.imf.org/external/pubs/ft/weo/2008/update/03/index.htm

        2006  2007  2008  2009  2008  2009
         実績   実績  見通し 見通し 修正幅 修正幅
世界        5.1   5.0   3.7    2.2   -0.2  -0.8
先進国      3.0   2.6    1.4    -0.3   -0.1   -0.8
米国       2.8    2.0    1.4   -0.7   -0.1  -0.8
ユーロ圏     2.8   2.6   1.2    -0.5   -0.1   -0.7
ドイツ       3.0    2.5    1.7    -0.8    -0.2   -0.8
フランス     2.2    2.2   0.8   -0.5    -0.1  -0.6
イタリア      1.8   1.5   -0.2   -0.6   -0.1  -0.4
スペイン     3.9     3.7    1.4    -0.7    --   -0.5
日本       2.4    2.1    0.5   -0.2   -0.2  -0.7
英国       2.8     3.0   0.8   -1.3   -0.2   -1.2
カナダ       3.1    2.7    0.6    0.3   -0.1  -0.9
その他先進国  4.5    4.7    2.9    1.5   -0.2   -1.0
新興アジア    5.6    5.6   3.9   2.1    -0.1   -1.1
新興・途上国   7.9    8.0    6.6   5.1    -0.3   -1.0
アフリカ     6.1    6.1    5.2    4.7   -0.7   -1.3
中東欧      6.7    5.7    4.2    2.5    -0.3   -0.9
ロシア      7.4    8.1    6.8    3.5   -0.2   -2.0
中国       11.6   11.9    9.7   8.5    -0.1   -0.8
インド       9.8    9.3    7.8   6.3    -0.1   -0.6
中東       5.7    6.0    6.1   5.3   -0.3   -0.6
ブラジル     3.8    5.4    5.2   3.0    --   -0.5
メキシコ     4.9    3.2    1.9    0.9   -0.1  -0.9

うぅ~ん、数字をテキスト形式できれいに見せるよう加工するだけで時間がかかった。。。
先進国はG7を見るとカナダ以外2009年の成長率がマイナスになっている。これは完全に景気後退を示唆している。新興国の景気減速も著しい。

新興・途上国は、それでも+5.1%成長するのか。中国の+8.5%成長は突出しているが、本当にそんな高い成長率が実現できるのだろうか。インドも+6.3%。中東は資源があるから分かるけど、人口が多いだけで、本当にこんな成長が達成できるのかな。持たざる低所得者層が中所得者層にアップグレードする過程で、消費が増えるとかいう話もあるけれど、これほどひどい世界同時不況局面で、ちょっとハードルが高すぎるのではないかと心配してしまう。

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