休み中に気分転換に鎌倉に行ってきた。
静かな中、澄み渡った空気。とても良かった。もっと、秋が深まって、もみじの色が赤く染まってゆけば、もっと綺麗だったろう。ただ、休日だったので観光客がものすごい数居てもみくちゃだった。紫芋のコロッケになんであんなに人が群がっているのか。手焼きせんべいのすごい行列とか、驚いた。もっと、人の少ないときに出かけられれば良かったな。
鎌倉五山の第一位の建長寺、第二位の円覚寺を訪問。仏教の建物の造り、唐様式、さわらの木や杉の木をつかっていて、深みのある茶色の建物や、乾燥しているところでは灰色く銀髪のように齢を重ねた柱の色合いなど、長い歴史を感じさせるものだった。
鎌倉の道がちょっと狭くて、車が多いのが難点だった。
書や教本、手紙の文字が印刷したように綺麗に書き綴られていたのは素晴らしいと思った。
松平不昧。まつだいら「まずい」と読んでしまった・・・茶人だが、大胆な慎と蜀(土偏がついていたような)の文字の書があった。多分、素人目に見るとなんだかいいものか悪いものか分からない。
絵画などのように、誰が見ても感動するものはあまたあるが、抽象化された作品などは、わかる人以外は分からない。分からないなりに色々な伝説やそのもの、人に関わる物語が積み重なって、その作品や事柄の深みを増加させる。極端な言い方をすると、神聖化させるのだろう。
ただ、僕自身は良く分からない素人で居たい。
そういう評価に流されずに、思うが侭に疑問があればそれを発し、見た儘に感動すれば、その通り額面どおりに受け止めれば良い。
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