ギリシャのパパコンスタンティヌ財務相が、欧州委員会とECB、IMFに書簡を提出し、金融支援策についての議論をするように求めた。当然ながら、ギリシャ政府は「議論をする」ということを述べただけであって、「金融支援を『求めた』」とは言っていない。あくまでも自力での資金調達、経済政策運営を求めている。ただし、市場はギリシャ政府をそこまで待ってくれるかというととても疑問である。結局はギリシャ政府の立ち位置が厳しいと言うことを見透かされるだけである。
Athens, 15 Apr 2010
Letter from the Ministry of Finance to the European Commission, to the European Central Bank and to the International
Monetary Fund
http://www.mnec.gr/en/press_office/DeltiaTypou/articles/article0226.html
Dear Sirs,
In accordance with the statement of 11 April 2010 on the support to Greece by euro-Area Member States, the Greek authorities are requesting discussions with the European Commission, the ECB and the IMF on a multi-year programme of economic policies building on the Ecofin conclusions of February that could be supported with financial assistance from the euro-area Member States and the IMF, if the Greek authorities were to decide to request such assistance. (2010年4月11日の声明では、ギリシャがユーロ加盟国の支援を得ることが示されており、仮にギリシャ政府が支援の必要性を要求した場合、ユーロ加盟国とIMFから、多年度にわたる経済支援プログラムによって、金融支援を受けるとの結論をすでに2月の金融経済委員会で合意しているが、この件に関してギリシャ政府は欧州委員会とECB、IMFと議論を行うことを要求する)
Yours sincerely,(敬具)
George Papaconstantinou (ジョージ・パパコンスタンティヌ(財務相))
0 件のコメント:
コメントを投稿