ニュースで目立ったのだが、7月8日に発表された国際収支統計で、中国の日本への投資が増えているということが話題になったようだ。中国は外貨準備の運用多様化の中で、円買いにも動きだしたと言うのが注目された。確かに、5月の国際収支統計の中の証券投資を見ると、中国からの日本の短期再投資が6948億円と急増している。中国からの投資というカテゴリーだけをみると、これだけの日本への投資額の出方は初めてだろう。ただ、全体から見ると短期債投資などと言うのは決済などの資金繰りの振れ幅と比べれば中国の投資は大きいとは言えないし、これだけでは中国が本格的に日本に資金流入を実施しているとはなかなか判断できない。
億円 合計 中国
株式 中長期債 短期債 株式 中長期債 短期債
10年 1月 20,443 -6,119 15,401 0 0 438
2月 2,661 6,014 1,748 0 0 2,116
3月 1,463 -9,436 -35,435 0 -1,020 1,899
4月 10,429 10,080 6,203 0 1,254 724
5月 -9,605 -2,036 43,743 0 404 6,948
ただ、中国の外貨準備運用などは彼方此方でニュースになり、注目度も大きいので、今後も注意が必要。
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