2011年2月28日月曜日

(2月15日-2)中国のインフレと計算方法の変更

中国が1月の消費者物価指数の結果を発表した。前年比+4.9%と、12月の+4.6%を上回ったが、この統計発表は事前にリークされており、相変わらず中国のこういった統計発表に対するモラルの欠如が指摘できる。日本ではその昔GDPが午後2時に発表されていたが、日経新聞夕刊に掲載されているのを早読みしたか何かで事前に周知される結果になった過去があり、統計発表には厳格になったという記憶がある。また、過去にはとある大臣が統計結果を思わず発表前に口に出してしまったと言う出来事もあった。これらの出来事があってから、日本の統計発表は特に重要統計については輪に輪をかけて厳格に行われているという。

その他、中国国家統計局は今回CPIの構成品目ウェイトを変えたという。この結果を見て、「都合が悪ければルールを変えるのか」という批判が上がっているが、国家統計局によれば定期的なウェイト変更だというので、どっちの意見が正しいのかは良くわからない。ウェイトは住宅が4.22%引き上げ、食料が2.22%引き下げられてという内訳になっているが、そもそもウェイトの水準自体が公表されていないので、怪しさが満点である。

中国の統計改革はまだまだ遠い道のりのようだ。

【ウォールストリートジャーナル】
【コラム】中国のインフレ問題、構成品目の比重変更しても解決せず
HEARD ON THE STREET
2011年 2月 16日 12:30 JST
http://jp.wsj.com/World/China/node_183879
1月のCPIは前年同月比4.9%上昇し、政府の目標値を上回っている。国家統計局(NBS)が15日に発表した同月のCPIには、典型的な消費者の購買を反映するため、インフレ・バスケットに定期的な調整が行われたが、これが不透明感を強めることになった。

 NBSはCPIの構成品目の比重変更を発表したが、比重が最も大きく上昇したのは住居関連(家賃、光熱費、不動産取得費)。住居関連が4ポイント以上上昇した一方、食品関連は2ポイント以上引き下げられた。しかし、絶対的な数字の比率はこれまでのように公表していない。

 NBSはまた、従来方式で算定した場合の数値も発表したが、これも不可解な面を助長している。それによると、新方式ではCPI上昇率は小幅に押し上げられている。

【中国国家統計局(英語)】
Consumer Price Index (CPI) Increased in January 2011
National Bureau of Statistics of China 2011-02-16 11:12:35
http://www.stats.gov.cn/english/newsandcomingevents/t20110216_402703213.htm

【中国国家統計局(中国語)】
国家统计局 2011-02-15 10:00:45
http://www.stats.gov.cn/tjfx/jdfx/t20110215_402702926.htm

こんなものを見つけたが、ウェイトはもちろん書かれて居ない。
【百度(BaiDu)文庫】
中国のCPI算出方法
http://wenku.baidu.com/view/3198784ce518964bcf847c7e.html

【ロイター】
直嶋経産相がGDPの数字を事前に漏らす、石油連盟との懇談会で=経産省関係者
2009年 11月 16日 10:47 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK034786820091116

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